ドローンの学校って実際どうなの?

ドローンの学校ってどうなの?

10月からドローンの学校に通っています。実際に学校とか行くのってどうなの?って事を1か月経ったので、いま感じることを書きます。
結論から申しますと、本気でやるなら 行った方がいいに決まってる! です。

どんなことを教えてくれるの?

まず、私が通っているスクールは座学1時間、実技2時間(希望者は残って練習できます)のカリキュラムで週1回、半年のコースです。
始めの座学では、ドローンを飛行させるために必要な基礎知識を学びます。
実技では、ドローンの操作や飛行に慣れるよう初めはトイドローンを使い、ホバリング、■を描く、対面操作~と順を追って練習していきます。
トイドローンである程度の操作に慣れたらDJIファントム4での実習になります。

行って良かったと思ったこと

  • 操作の上達が早くなった
  • ドローンにまつわる基本的な知識が分かりやすい
  • 疑問や困ったことをすぐに質問できる
  • 一緒にできる仲間ができる!
  • すごく楽しい♡

学校に行く前に何冊かドローンの操作に関する本を買って読んだり、トイドローンで室内練習をしてみたけれど、思うように出来なかったり、疑問があったり怖かったり(笑)して上達が遅かったんですが、スクールに行ってからは上達が早くなって、ドローンとも仲良くなれたと感じます。
わたしが読んだドローンの本は、以下の2冊。

↑こちらは、DJI GOのアプリの使い方や、カメラの設定だったり、航空法・電波法に関する知識、航空法申請の体験記が載っています。

↑こちらは、ドローン検定協会公式テキストとして、ドローン操縦者が知っておくべき知識を分かりやすく解説してる本です。
まだ検定は受けていませんが、基礎知識として知っていなければならないことが書かれています。

上達が早くなった理由は…

1.講師からその場で質問に答えてもらえたり、アドバイスがもらえる

自分では気が付かないプロポ(送信機)の持ち方や扱い方の癖を指摘してもらえたり、その場で「こうやるといいよ」とか、操作や動作を教えてもらえたり、何でだろう?と思ったこともすぐに聞ける。
他の人と自分の操作の違いを発見できる。
● 分かる人に教えてもらう は、何でもそうですが上達の近道です。
たった1つのアドバイスでモヤが晴れてスッキリするので、コツをつかめてグンと上達できて楽しく学ぶことができます。
1つ課題をクリアできると、ハイ次!って自分のモチベーションも上がってスルスルっと進んでいけます。

2.基本的な知識(電波のことや法律についてとか)も頭に入りやすい

検定の本にも、ドローン操縦系の本でも載っている「基本的な知識」について、実際の撮影現場で起きた事例も含めて話してもらえるので、自分の中でそのシーンを想像しながら話を聴くことが出来るので、本を読むよりも記憶に残りやすく、なるほど!と納得できる。

3.寂しくない(笑)

動画撮影の練習も一人で黙々とやっているんだけど…すごく寂しいんですよ。
誰かが一緒にいるのといないのは、大違いで寂しくないんです(笑)
(わたしが寂しがりやだからかもしれないけど)
同じ目的を持った仲間がいるので心強いし、人と触れ合える楽しさがあります。
(普段、あまり人と触れ合っていないからかな?…)

どこのスクールがいいの?どの資格がいいの?

現在、ドローンを飛行させるのに「免許」や「資格」は一切は必要ありません。
ドローン操縦に機体ごとの年齢制限はありますが、本体を買えば誰でも飛ばすことはできます。
(※飛行可能場所や航空法は守ってください)
じゃあ、どうしてスクールがあるの?「どう選んだらいいの?」わたしも考えました。

1.操縦士の資格があります

免許や資格は必要ないけれど、操縦士の資格があります。
現在、わたしの知る限り3つ操縦士資格があります。

ドローン飛行に関する基礎知識を理解し、ドローンの基本操縦ができますよと言う証明なんですが…わたしは資格を取得するコースではないスクールに行っているので、実際のカリキュラムや認定試験の内容は分かっていません。すみません…
ですが!!!DJI CAMPのDJIスペシャリストは本当にスペシャリストだと思います。

2.DJIスペシャリストは本当にスペシャリストの理由

10時間以上の飛行経験と実際の業務経験が必要で、2017年6月1日以降から資格認定の基準が、GPSを切った状態(Aモード(ATTIモード))のドローンで、旋回系の項目、着陸が基準内で操縦できるかに変更になったからです。(それ以前はGPSが入っているモードでの試験でした)
(ちなみにMavic、SparkにはAモードはないです)

3.Aモードでの操縦スキルを教えてくれるスクールがお勧め

いきなりPhantomのAモードで操縦したら大変なことになります。絶対にかなり大変なことになります。
それくらいGPSの制御がドローンの飛行を安定させているのか、実際にやってみると本当によく分かるのですが、Aモードでの操縦が出来るようにトイドローンから練習するのがお勧めですが、(これからカリキュラムが変わってくる可能性はありますが)実際はGPSが入っているPモードで講習を受ける場合が多いと思います。

4.どこへ行っても同じ?

平均的に2~4日間で講習が終わるスクールなので、基本知識と操縦の基礎については、おそらく大差はないと思いますし、なぜドローンスクールに通うのか、目的が明確になれば選ぶスクールが見えてくると思います。
趣味で少しだけ飛ばしたいけど、と言う方はセミナーや講習会で初歩的な操作と知識を学べば良いと思います。
がっつりプロのパイロットを目指すならそれなりの金額をかけて、スクールを選んだ方が良いです。

わたしがこのドローンスクール選んだ基準

「ドローンの操縦と撮影スキルに特化した」スクールだったからです。
資格はある程度飛行させて操縦が出来るようになれば、いつでも取りに行くことは可能ですが、撮影スキルまで教えますよと書かれていたスクールがここしかなかったからです。
また、スクールに行く前にSparkとトイドローンを飛ばしてみて、2日~程度の講座で自分が思うように飛ばせる自信が持てなかったので、半年かけて学ぶカリキュラムを選びました。

スクールに行く前に自分でできないの?

スクールとかお金かかるし、ドローン自体も高いからと思うならば、お手軽なトイドローンを買ってみることをお勧めします。
練習用で今使っているトイドローンはこちらです。

GPSなど付いていないので、初めは無茶苦茶な飛び方をしますが(笑) トイドローンの割には安定しているし、墜落や突撃をしてもなかなか壊れません。
わたしは、ラジコンとかの経験もなかったので、プロポの微妙な動きを身に着けるまで少しだけ苦戦しましたが、1日1回はなるべく飛ばすようにして、通常の向きでのホバリングと対面ホバリングと着陸、を重点的に練習しています。
あとは、室内だけどエアコンや扇風機、ファンヒーターなどで風を起こして、風の影響をがあった場合なども想定しながら練習してます。

簡単そうにやってる人が多いよ

GPSを受信できて、風も吹いていないか風速が2メートル~3メートル程度なら怖いと思うことは少ないと思います。
でも、電波や風は目では見えない物だから、プロポ(送信機)とドローンの電波が途切れたり(滅多にないけれど)電波干渉が起きたり、GPSが受信しにくくなったり、地上と上空の風の違いが起きたり…
そういうことが起きた場合は、ドローンの飛行が不安定になり、不安や恐怖から自分でも思いもよらぬ操作をしてしまったり、操縦不能になった時のリスクを考えると、きちんと対応できる知識と技術を身に着けて飛行して欲しいと、プロパイロットやインストラクターは思っています。
そう言った経験を実際に積んできた人に教えてもらう機会は大切だと私は思います。
なので、いきなり一人で飛ばすのもいいけれど、やってみたいなと思ったらセミナーやイベントなどに参加してみてください。

DJIでは全国各地で無料体験会を定期的に行っています。

DJI New Pilot Experienceは、DJIのドローン製品や空撮に関する基礎知識、そして皆様に正しく安全にフライトスキルを身に付けて頂くための無料講習・体験会です。
室内でDJI製品を学んだ後、屋外にて熟練インストラクターの指導の下、実際に飛ばすことができます。
DJI New Pilot Experience